今宵、君の翼で
「ちょっ…翼!?」
「悪い…余裕…ねぇわ…」
息継ぎの間にそう言うと再びキスをされ、私の首筋にもキスを落としてきた。
なんか翼がいつもと違う…
どうしよう、これって…
その時、ド―――――――ンと大きい花火が打ちあがった。
「つ、翼!花火始まった!」
「いーよそんなの…あとで見る…」
「ダメだから!一緒に今見てー!」
私は少し強引に翼の胸を押した。
残念そうな表情に、私の胸がちょっと痛んだけど…
本当に一緒にみたかったし、それにここじゃあ…
翼は立ちあがり、大きいため息をついた。
え……引かれた!?
すると振り返って謝られた。
「悪い…俺マジで余裕なかった…アホだよな…」
「そ、そんな…私こそごめん…」
「早く俺のモンにしたくなって…」
「私はずっと翼のものだよ…」
そう言うと、優しく頭を撫でられた。
「この先も…ずっと俺のもんでいてくれんの?」