流れ星に4回目の願いを呟く時。
 その後、お父さんが帰ってくるまで結局私はTVを見続けた。この行動に批判が多く集まることには慣れていた。


 しかし、家にはその家のルールがあるもの。これが我が家のルールなのだ。


 由美子は結局我慢出来ずに手伝いに行ったのだが、ルールを犯す権利はない。故に、皿を運ぶ程度に小さく収まっていた。母以外厨房に入らず、という我が家の格言を後で教えておくことにしよう。


 夕食を済ませ、由美子と私は私の部屋へ来ていた。


 私の部屋は既に由美子には知れたことだ。向こうとその特徴はあまり変わらないから。


「ねえ、これは何。」


 しかし、由美子の横暴さも、こちらでも変わらない。


 由美子が持っていたのは、アルバム。私の過去の歴史帳。楽しい思い出ばかりが記録されているのだが、もちろん負の遺産もある。


「ちょっと。勝手にそんなもの見ないでください。」


 思わず冷や汗が出て来た。ここにいたら、私の骨の髄まで由美子に吸われてしまいそうだ。


「お風呂行きましょう。」








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