私の小さな願い事
自己嫌悪



今まさに陥っている


後ろにいるであろう歳三達、新選組には

一切目をくれない


てゆうか、それどころじゃない



どうせ、歳三は笑わない



これ以上の痛手を負うと



立ち直れないかも……









ん?












微かに感じた殺気……



気のせいじゃない…







集中して






優を見る


???気づいてない???



やるしかない






「やぁーーーーーーー!!!!!」



飛び出してきた男に抜刀して



ドカッと一発入れた




「捕らえろ!!!」




よかった……




役に立てて



ホッとしていたら


籠からいつの間にか出てきた一ツ橋様が


「無事か?」


「貴方に心配されたくありません!!」



そんな会話を歳三が聞いていたから

チラッと私を見た


急に目が合うもんだから



プイッとそらした



さらに自己嫌悪……




これもすべて一ツ橋様のせいだ!!!



いや、私の至らなさだ……












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