鈍感ちゃんと意地悪くんのその後の物語
「どうせ、立花への愛は変わりません、とか?」

「いや、同棲します、かもよ?」

勝手な憶測をして、皆、笑っている。
美空は俯いて、顔を赤くしていた。

「ま、いいや。
楽しみにとっておこう。
皆もそれで、いいか?」

皆、委員長の言葉に頷いた。

「じゃあ立花を飛ばして後ろの……」

進路報告は俺と美空を飛ばして、全て終わった。

「さて、じゃあお楽しみの二人の進路を、教えてもらおうか」

皆が、注目している。

「まずは俺から。
就職が、決まりました!」
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