強引な次期社長に独り占めされてます!
「そ、それに私、ちゃんと最後までいないと、また芳賀さんに“来てなかった”とか言われます」
そして、会社に行って困るのは私なんだよね!
他はともかく、これは譲れない!
自信満々に言ってのけたら、数秒の沈黙の後、主任は頷いた。
「……芳賀に会いたいなら、会いに行けばいい。そうしたら欠席扱いはされないだろ? 確か芳賀はあっちに……」
そう言うなり主任が歩きだしたので、慌ててまたマントを掴んだ。
よーくよーく考えたら、この格好で芳賀さんに会いに行く度胸は私にはありませんです。はい。
「そうなると思った。誘拐決定」
そんなことを決定しないで~!
だけど口もつけていないグラスを取りあげられ、それを主任はテーブルに置く。
それから、白い手袋を履いた手を差しのべられた。
ううう……口で敵うと思った私が馬鹿なのかな……?
「……ご飯ですかぁ?」
「まあな。今日の服装だと……どこに行っても問題無さそうだが、とりあえずクリスマスらしくするか」
「クリスマスらしく……?」
ぼんやりしていたら手を掴まれて、主任はスタスタと歩き始めた。
「コートはクロークに預けてあるんだろう?」
「あ、預けてありますけど……」
引っ張られて小走りになりながら、あわあわと答える。
「主任、少し強引過ぎます……」
「特にそうでもないなぁ。いつもはそんなに積極的じゃないぞ? どちらかと言えば待ち構えている方だ」
待ち構えられても困るんですが!
会場の喧騒を抜けて荷物を預けたクロークに辿り着くと、主任は預り札を出して荷物を引き取る。
そして、会社に行って困るのは私なんだよね!
他はともかく、これは譲れない!
自信満々に言ってのけたら、数秒の沈黙の後、主任は頷いた。
「……芳賀に会いたいなら、会いに行けばいい。そうしたら欠席扱いはされないだろ? 確か芳賀はあっちに……」
そう言うなり主任が歩きだしたので、慌ててまたマントを掴んだ。
よーくよーく考えたら、この格好で芳賀さんに会いに行く度胸は私にはありませんです。はい。
「そうなると思った。誘拐決定」
そんなことを決定しないで~!
だけど口もつけていないグラスを取りあげられ、それを主任はテーブルに置く。
それから、白い手袋を履いた手を差しのべられた。
ううう……口で敵うと思った私が馬鹿なのかな……?
「……ご飯ですかぁ?」
「まあな。今日の服装だと……どこに行っても問題無さそうだが、とりあえずクリスマスらしくするか」
「クリスマスらしく……?」
ぼんやりしていたら手を掴まれて、主任はスタスタと歩き始めた。
「コートはクロークに預けてあるんだろう?」
「あ、預けてありますけど……」
引っ張られて小走りになりながら、あわあわと答える。
「主任、少し強引過ぎます……」
「特にそうでもないなぁ。いつもはそんなに積極的じゃないぞ? どちらかと言えば待ち構えている方だ」
待ち構えられても困るんですが!
会場の喧騒を抜けて荷物を預けたクロークに辿り着くと、主任は預り札を出して荷物を引き取る。