強引な次期社長に独り占めされてます!
ぼやんとしていたら、野間さんが慌てたように氷の入ったビニール袋を持ってきて、何のクッションもなく鼻に当てられて無言で飛び上がった。
「ごめんごめん。包むわね」
ハンカチに包まれた氷嚢替わりを当てられ、クスクス笑われる。
「何だかこうしていると、小さい子供ねぇ、松浦さん」
……はい。大人に介抱されてます。
しばらくそうしていると、鼻血も止まって、痛みも引いてきたのでロッカールームに荷物を取りに行く。
戻ると、コートを着た主任と野間さん、それと芳賀さんが待っていて、何故か皆でご飯に行くことになっていた。
***
「で、おふたりが付き合い始めたきっかけは、なんなんですか?」
皆でやって来た居酒屋さん。
少しレトロモダンな雰囲気の店内で、私は烏龍茶、野間さんと主任はビール、それから芳賀さんはカシスオレンジというチョイスで飲み物が届くと、さっそく芳賀さんが目をキラキラさせながら主任を見た。
「……何故、僕に聞く。普通は松浦に聞く内容じゃないか、それは」
「松浦ちゃんに聞いて、答えてくれるとは思わないんですが」
ニコニコとしている芳賀さんを静かに眺め、それから私を見て、主任はくるりと目を回すと頷いた。
「それは……否定できないな」
私も否定しません。だって“きっかけ”とか言われても、曖昧だと思うし。
ハロウィンなのかなぁ。
でも、ハロウィンはお互いやっぱり正体不明で、きっかけにはなりにくいと思うし。
病院……は、たんこぶとアザを作った私を見て、正体が判明されただけで、散々な感じだったと思うし。
「ごめんごめん。包むわね」
ハンカチに包まれた氷嚢替わりを当てられ、クスクス笑われる。
「何だかこうしていると、小さい子供ねぇ、松浦さん」
……はい。大人に介抱されてます。
しばらくそうしていると、鼻血も止まって、痛みも引いてきたのでロッカールームに荷物を取りに行く。
戻ると、コートを着た主任と野間さん、それと芳賀さんが待っていて、何故か皆でご飯に行くことになっていた。
***
「で、おふたりが付き合い始めたきっかけは、なんなんですか?」
皆でやって来た居酒屋さん。
少しレトロモダンな雰囲気の店内で、私は烏龍茶、野間さんと主任はビール、それから芳賀さんはカシスオレンジというチョイスで飲み物が届くと、さっそく芳賀さんが目をキラキラさせながら主任を見た。
「……何故、僕に聞く。普通は松浦に聞く内容じゃないか、それは」
「松浦ちゃんに聞いて、答えてくれるとは思わないんですが」
ニコニコとしている芳賀さんを静かに眺め、それから私を見て、主任はくるりと目を回すと頷いた。
「それは……否定できないな」
私も否定しません。だって“きっかけ”とか言われても、曖昧だと思うし。
ハロウィンなのかなぁ。
でも、ハロウィンはお互いやっぱり正体不明で、きっかけにはなりにくいと思うし。
病院……は、たんこぶとアザを作った私を見て、正体が判明されただけで、散々な感じだったと思うし。