強引な次期社長に独り占めされてます!
ぐるぐるぐるぐる考えていたら、頭上からブハッと、いきなり咳き込むような音が聞こえて、主任が身体を二つに折って身悶えて……笑っている。

「お前は嬉しいのか苦しいのか、怒ってるのか泣いてんのか、ハッキリしろ。複雑すぎて読めねえよ」

「笑うなんてひど……っ! だ、だって、こんなことされた記憶がないんですも……っ!」

真っ赤になってプルプルしていたら、主任が急に笑いを納めて、真剣な表情を見せる。

え。なに。私はまた何か変なことを言った?

ドキドキしながら立ち止まると、主任も無言で立ち止まる。

「あー……そうか。なら、もっとしないとな」

な、何をですか? そう思った瞬間に髪をかき上げられ、見上げた私のおでこにキスを落とされた。

びっくりしてパッとおでこを隠したら、楽しそうな主任と目が合う。

「しゅ、主任~?」

「可愛いなぁ、本当。どうしようかな、やっぱ待つのやめるかな。食べるものは俺任せなんだし、お前食べても問題ないよな」

「問題有りすぎですから! どーして食べられる事を、私が了承したみたいになってるんですか」

「え? だって、俺の好きなもんくってもいいんだろ? お付き合いしてくれるって、お前は言ったじゃん」

瞬時に思い出したのは、相談ブースでの会話だ。
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