〔B L〕朽ちた無花果

「僕を信用しようとしてるって事だよね!?

うわぁ、嬉しいなぁ…!
うん、そうだね。

佐那斗君のことを僕ももっと知りたいよ!

知ってどうする、とかは後で考えよう。
とりあえずは、お互いのこともっと知らないとね!」

「また元気になった。
うぜぇ…」

「エヘヘー…。」

「ニヤニヤすんなキモい。」

「えぇー?
それは無理だなぁー。」

顔がゆるんで止まらない。
どうしよう、とっても嬉しいなぁ…!

と、思っていたら。
案外僕の顔のゆるみは早めに収まった。

「…っあぁ!」

「っなんだよ、ビックリした…」

「いや、いやいやいや!
ななななんでもない…!」

待て待て待て、落ち着くんだ僕…!

僕はさっき窓の外で見たものが見間違いだと願いながら外をもう一度見た。

「うわぁ…」

この間の変装と同じサングラスに帽子。
ってことはやっぱり…

マヤさん、来ちゃったかぁ…。

しかもタイミングの悪いことに金曜日。
なんで佐那斗君と被っちゃうかなぁ…
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