〔B L〕朽ちた無花果

何を張り合ってるんだこの2人は…

「ちょっと!!
何の話ですか、僕も混ぜてくださいよ!」

「「なにって、はるの話」」

そこハモるとこ!?

「ハル…?
気安く呼ばないでくださいよ、何にも知らないクセに。」

「そちらこそ、知った気になってるだけじゃないんですかねぇ?」

ちょっとー
升也さーん

素顔、チラ見えしてますよー

「ハァ…ダメだ、ついていけない。」

僕は密かに溜め息と本音をこぼす。
佐那斗君と同じくらいたか君も升也さんに会わせちゃダメだな…。

「証明してあげますよ。
高遠さんの知らない篠崎晴がいるということを。」

そう言って、升也さんはその身体に僕を吸い付かせるように密着させた。

そして、耳元で囁く。

「ね、晴。
晴って耳、弱いよな。

吐息ですーぐ感じちゃってさ。」

ドクンッ

「……や、ちがっ///////」

その甘い声に、腰が砕けそうになる。
頬が、耳が、首が、全身が。

火照る。
汗ばむ。
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