〔B L〕朽ちた無花果

ガラッ

大きく吐いたため息が合図になったかのように、扉が開く。

「…遅いんだけど。」

「…ぁあ?
なんだ、クソガキか。」

「昨日言っただろ。」

「覚えてない。」

「教師の言葉とは思えないな。」

チッ、ついてない。
朝からこんな面倒なガキが来るとは。

「で、どこか怪我でもしたのか。
さっさと手当してやるから消えろ。

俺は今すこぶる機嫌が悪いんだ。」

「サボり。」

「今すぐ教室へ戻れ。」

「嫌。」

「戻れ。」

「無理。」

「駄目だ、戻りなさい。」

「嫌って言ってんだろ。」

この、クソガキ。

「ベッド貸してやるからさっさと大人しく寝てろよ。」

「いらない。」

なんなんだコイツは…っ!
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