この度、友情結婚いたしました。
真希さんの後を追って給湯室に入ると、すでに珈琲の香ばしい薫りに包まれていた。

「まず出勤したら珈琲を作ってほしいの。それと来客予定がある日は、こんな風に用意してもらえると助かるかな。お菓子とか珈琲豆、フィルターはここね」


「分かりました」

真希さんの話を聞きながら、メモ帳に書き留めていく。

「あとは事務所内にある観葉植物にお水をあげたり、あっ!留守電やファックスのチェックも。……うん、朝はこんな感じかな?これをふたりで分担してやろうね」


「はい」

給湯室を出て室内に戻ると、あるデスクの前で立ち止まった。


「それでここがまどかちゃんの席ね。隣は私。仕事は徐々に覚えてもらうようだけど、ほとんど私と同じかな?来客や電話の対応、書類の作成にその他雑務。経理関係は私が受け持ちで、まどかちゃんはふたりのスケジュール管理をお願いできる?」


「はい、もちろんです」

なるほど、スケジュール管理か。
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