この度、友情結婚いたしました。
「そりゃ改まりたくもなります!……最近の春樹、おかしくないですか?」

「は?」

これにはさすがの春樹も箸を休め、怪訝そうに片眉を上げた。


「だってそうでしょ?いきなり私を好きとか言うし!……あんなに私だけはあり得ないって言っていたじゃない。だから急に手のひらを返したような態度取られても、こっちも困るんですけど」


切実な思いをぶつけると、春樹は何か言いたそうにしながらも、口を紡んだ。

「……っそう思って、こういう態度に出ているわけなんですけど?」


努めて笑顔で話しているけど、額がピクピクと疼いている。
きっといつもの如く、ガーッと言いたいところを我慢しているのだろう。


「でもそれは逆効果だと思うんですけど。返ってやりづらいし……」


はっきり言って優しくて、家庭的で真面目な春樹なんて本当の春樹じゃない気がしちゃうし、なにより正直……気持ち悪い。とは本人にはさすがに言えませんが。


「いつもの春樹の方がいいんだけど」


ボソッと本音を漏らすと、春樹は大きな溜息を漏らした。

「じゃあなに?まどかは俺が本能のまま行動していいって言うのか?」

「え?」

すると開き直ったように、捲し立ててきた。
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