この度、友情結婚いたしました。
「そうだ、俺このまま事務所戻らず次のところ行くから。真希さんに伝えておいてくれる?」
「え、あ……うん」
どうしよう、てっきりこのまま一緒に事務所に戻るとばかり思っていたのに。
その時、さっきの話しようと思っていたのに……!
「そのまま俺、今日は直帰だから。……また明日な」
なにか言わないと。でないとまた琢磨を傷つけたままだ。そうなっちゃったら、私絶対後悔する!
「じゃあな」と言いながら背を向けられた瞬間、咄嗟に琢磨の腕を掴んでしまった。
「待って!」
当然琢磨は驚き、何事かと言いたそうに私を見下ろしている。
言うんだ、ちゃんと。
自分自身を奮い立たせ、琢磨の腕を掴んだまま切り出した。
「映画、私も行きたい!……琢磨と一緒に」
「……え、でも――」
戸惑う琢磨に、声を被せた。
「さっきはごめん!全然嫌じゃなかったから。……ただ、あまりに気持ちがフラフラしちゃっている自分自身に嫌気がさしちゃって。それでなにも言えなかった。だから琢磨と映画に行くのが嫌とかじゃないから!」
早口で捲し立てるも、自分でも何を言っているのか分からなくなる。
だけど一番言いたかったことは伝えられた。……琢磨にも私の気持ちは伝わってくれただろうか?
何も言わない琢磨が気になりそっと顔を上げると、いまだ放心状態の彼と目がかち合う。
するとハッとしたように私を見つめてきた。
「え、あ……うん」
どうしよう、てっきりこのまま一緒に事務所に戻るとばかり思っていたのに。
その時、さっきの話しようと思っていたのに……!
「そのまま俺、今日は直帰だから。……また明日な」
なにか言わないと。でないとまた琢磨を傷つけたままだ。そうなっちゃったら、私絶対後悔する!
「じゃあな」と言いながら背を向けられた瞬間、咄嗟に琢磨の腕を掴んでしまった。
「待って!」
当然琢磨は驚き、何事かと言いたそうに私を見下ろしている。
言うんだ、ちゃんと。
自分自身を奮い立たせ、琢磨の腕を掴んだまま切り出した。
「映画、私も行きたい!……琢磨と一緒に」
「……え、でも――」
戸惑う琢磨に、声を被せた。
「さっきはごめん!全然嫌じゃなかったから。……ただ、あまりに気持ちがフラフラしちゃっている自分自身に嫌気がさしちゃって。それでなにも言えなかった。だから琢磨と映画に行くのが嫌とかじゃないから!」
早口で捲し立てるも、自分でも何を言っているのか分からなくなる。
だけど一番言いたかったことは伝えられた。……琢磨にも私の気持ちは伝わってくれただろうか?
何も言わない琢磨が気になりそっと顔を上げると、いまだ放心状態の彼と目がかち合う。
するとハッとしたように私を見つめてきた。