この度、友情結婚いたしました。
意味が分からず腕の力を緩め春樹の顔を見ると、なぜか彼はジロリと私を睨んでいた。

「なっ、なによ」


すっかり腕の力は弱まってしまい、身体はベッドへと戻っていく。

すると春樹はいまだに恨めしそうに私を睨んだまま、そのワケを話し出した。


「言ってたじゃん。……まどかの初めては全部琢磨だったって」

「はい?」


何を突然言い出すかと思ったら。どうしてここで琢磨が出てくるわけ?


今度はこっちが顔を顰めてしまう。
それを見てますます春樹は目を細め、ネチネチ語り出した。


「好きになったのもキスしたのも全部琢磨が初めてなんだろ?」

「そうだけど」

「それ、すっげ嫌なんだけど。……ちなみにどんなシュチュエーションで琢磨と初体験したわけ?」

「なっ……!バッカじゃないの!そんなの言うわけないでしょ!!」


昔から春樹がアホなのは分かってはいたけど、あまりのアホぶりに脱帽してしまう。

普通そういうことを聞く?しかもこんな場面で!!

それなのに春樹はグイグイ聞いてくる。


「いいから言えよ。あいつの家か?それともラブホ?……もしや学校の教室とか言うんじゃねぇだろうな」

「そんなところでするわけないでしょうが!」

「じゃあどこだよ」
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