ENDLESS
俺は、このままで、いいのだろうか……
藤崎先生を過去にして、
君を傷つけて、
その、後ろめたさと、罪悪感から、
逃げることは、
向き合うことよりも、
容易だ。
冬の穏やかな午後は、
とっくに、夕方を過ぎ、
凍える夜の向こうに消えてしまった。
明かりをつけずにいた部屋は、
光を失い、黒い闇が充満している。
闇は、不安を掻き立て、
静けさは、焦燥を煽る。
「……このままでいいわけねーだろ」
黒に包まれ、ようやく起き上がった俺は、手探りで車のキーを掴む。
その時、前にも、似たような光景を見たことを、思い出していた。
真っ暗な部屋、君がいない部屋、
君を探して、無我夢中で飛び出した、あの日のことを、思い出していた。
「走ってやるよ!! また、一時間!!」
今、君を追いかけても、もう、あの日のように、俺を待っていてはくれないのかもしれない。
そして、もう、あの日のように、一緒にいたいと言ってはくれないのかもしれない。
それでも、
「このままで終わらせらんねぇ……」
心は、どうしようもなく、君を、
求めている……
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