姫と年下王子たち
そのとき…。


ヒュー…


甲高い音が響いたかと思うと、ドーン!!と太鼓を叩くような音が聞こえた。


「「…わぁー!!」」


感嘆の声を上げる見物客につられるように、俺も空を見上げた。


大きな花火が、空を明るく照らしていた。


…始まっちまった、花火大会。


本当は、園花といっしょに見るはずだったのに…。


俺は、人混みの中を探し続けたせいで、体がどっと疲れていた。
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