姫と年下王子たち
くるりと俺に背中を向ける、秋月さん。


その秋月さんの腕を…。

俺は、…無意識のうちに握っていた。


「どうかした…?」


不思議そうに、首を傾げる秋月さん。

そんな秋月さんの顔を正面に見れなくて、傘で自分の顔を隠した。


「傘、今度返すんじゃなくてさ…。今、返して」

「…え?ご…ごめん!やっぱり長谷川くんの傘持って行くなんて、図々しかっー…」
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