姫と年下王子たち
「それじゃあ、帰りまーす!」


姉貴は、あっという間に荷物をバッグに詰め込んだ。


やっと、嵐が過ぎていく。

俺は、ほっと胸を撫で下ろした。


すると、バッグを肩にかけた姉貴がくるりと振り返った。


「あー、そうそうっ」


なにか言いたげだ。


「アタシ帰るけど、それをいいことに、ひなちゃんを襲うんじゃないわよっ。じゃ!」


姉貴は軽く手を上げると、リビングのドアを閉めて家から出て行った。
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