姫と年下王子たち
「俺、ちょっと玄関見てくる」

「う、うんっ」


秋月さんをリビングに残し、俺は玄関に向かった。


するとそこには、なぜか帰ったはずの姉貴がいた。


「なにしてんだよ」


姉貴は玄関に上がろうとしているのか、脱ぎにくそうな編み上げのブーツと格闘をしている。


「…あ!涼、ちょうどよかった~」

「なに?」

「駅に行ったら、お財布忘れたことに気づいて戻ってきたのっ」
< 3,832 / 3,957 >

この作品をシェア

pagetop