フキゲン課長の溺愛事情
「ありがたくいただくよ」
達樹が言って箸を取り上げた。
璃子がさっきの疑問をもう一度ぶつけようかと思ったとき、達樹が言う。
「日本に帰って来たくなかったわけじゃない。ベトナムでのプロジェクトが承認されて、それを引き受けることが決まってたからな」
「そうですか」
璃子はペットボトルの麦茶をグラスに注ぎ、達樹の前に置いて言う。
「それはそうと、課長のインタビュー、なかなかいい感じにまとまってますよ。それで、写真なんですけど、エコタウン研究センターの写真を使ってもいいですか?」
「なに?」
達樹がご飯を食べていた手を止め、璃子を見た。
「ステキな笑顔だし、〝不機嫌課長〟の汚名返上になりますよ」
「別に汚名は返上しなくていい」
「どうしてですか?」
璃子の問いに答えることなく、達樹は肉じゃがを口に運んだ。
「うん、うまいな。中までしっかり味がしゅんでる。疲れているときにはホッとするよ」
「お口に合ったようでよかったです」
達樹が言って箸を取り上げた。
璃子がさっきの疑問をもう一度ぶつけようかと思ったとき、達樹が言う。
「日本に帰って来たくなかったわけじゃない。ベトナムでのプロジェクトが承認されて、それを引き受けることが決まってたからな」
「そうですか」
璃子はペットボトルの麦茶をグラスに注ぎ、達樹の前に置いて言う。
「それはそうと、課長のインタビュー、なかなかいい感じにまとまってますよ。それで、写真なんですけど、エコタウン研究センターの写真を使ってもいいですか?」
「なに?」
達樹がご飯を食べていた手を止め、璃子を見た。
「ステキな笑顔だし、〝不機嫌課長〟の汚名返上になりますよ」
「別に汚名は返上しなくていい」
「どうしてですか?」
璃子の問いに答えることなく、達樹は肉じゃがを口に運んだ。
「うん、うまいな。中までしっかり味がしゅんでる。疲れているときにはホッとするよ」
「お口に合ったようでよかったです」