フキゲン課長の溺愛事情
(かわいいって言ってくれた! しかも照れてる!?)
普段と違う上司の表情が垣間見えて、璃子の足取りは自然と軽くなった。
足湯茶屋はその名の通り、足湯が併設された茶屋で、町営温泉施設のすぐ近くにあった。〝足湯茶屋〟と看板の出た茶店では、ひとりの女性がプリンやジェラートのほか、草餅やみたらし団子なども販売している。
歩いて茶屋に向かいながら、達樹が言う。
「ランチには奥美郷名物のイノシシ肉のカレーを食べに行こうと思うんだ。どうかな?」
「イノシシ肉!? わあ、私、食べたことない!」
璃子の声にワクワクした響きを感じ取り、達樹がふっと笑う。
「だから、甘い物で腹一杯にならないように、プリンとジェラートはひとつずつにしよう」
「ひとつしか食べちゃダメってことですか?」
「味見させてやるぞ」
こともなげに言われて、璃子はぱちくりと瞬きをした。
(それって間接キスじゃないの? 課長は私と間接キスしても平気なの? それともそういうことは気にしない人?)
「半分じゃ足りないのか?」
普段と違う上司の表情が垣間見えて、璃子の足取りは自然と軽くなった。
足湯茶屋はその名の通り、足湯が併設された茶屋で、町営温泉施設のすぐ近くにあった。〝足湯茶屋〟と看板の出た茶店では、ひとりの女性がプリンやジェラートのほか、草餅やみたらし団子なども販売している。
歩いて茶屋に向かいながら、達樹が言う。
「ランチには奥美郷名物のイノシシ肉のカレーを食べに行こうと思うんだ。どうかな?」
「イノシシ肉!? わあ、私、食べたことない!」
璃子の声にワクワクした響きを感じ取り、達樹がふっと笑う。
「だから、甘い物で腹一杯にならないように、プリンとジェラートはひとつずつにしよう」
「ひとつしか食べちゃダメってことですか?」
「味見させてやるぞ」
こともなげに言われて、璃子はぱちくりと瞬きをした。
(それって間接キスじゃないの? 課長は私と間接キスしても平気なの? それともそういうことは気にしない人?)
「半分じゃ足りないのか?」