SEXY-POLICE79
暗い部屋、籠のなか。簀子に寝転がる単に唐衣をまとった青年。そこへ入ってきたのは青年よりも歳上の男だった。男は背中越しに青年の名を呼ぶ。寝ているのか、青年からの反応はない。男は立ち上がって青年に近づいていくと、さらっと冷たいが吹いてきて青年の髪が揺らぐ。寝ている。いつもピリピリして近寄り難いあの子が、こんな無防備な寝顔を見せるなんて。男は起こさないように、そっと髪を撫でてやると青年は小さく身じろいだ。

「少しは不安が、抜けたということか」









            ☆☆☆




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