SEXY-POLICE79
「す…だ…さん」

想いが届くようにきっと願いも叶うはず。君の存在が自分の証であり、君の存在が生きる価値、それは変えようのない自分の願い。そう、小さくも大きい自分の願い。

「桐野くんっ」

須田は嬉しさのあまり思いきり桐野に抱きついた。桐野は訳がわからないまま、須田に抱きつかれていることに、少なからず幸せを感じている。だって須田さんが自分から俺に抱きついてくることなんてなかったからだ。須田は泣いていた、桐野は事態が把握できなくても、須田の泣き顔だけは見たくなかった。だから安心させようと強く抱きしめ返す。自分はここにいると、彼にわかってもらうために、安心してもらうために。

「心配、かけました」
「桐野くん」
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