SEXY-POLICE79
桐野は反対の手で彼の頬に触れ、そのまま自分のほうに引き寄せる。

やっぱり…離れたくない。

抱きしめる手により力がこもって、それでも桐野は優しく彼を包み込む。

おかしいのはわかっていた、でも気持ちには嘘はつけない。

「桐野くん?」

あんたが俺の一番なんだって、もし言えたなら、あんたは俺をどう思いますか。
軽蔑しますか、気持ち悪いって…思いますか。

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