無愛想で糖度高めなカレの愛
日付が変わる頃、文字通り骨抜きにされた私は、くたりとベッドに横たわっていた。
間宮 明穂、二十七歳にして初めて“天国に逝く”という感覚を知りました……。
いろいろとソレに関する情報だけは蓄えていたけど、本当に頭が真っ白になるんだなぁ……。しばらく身体に力が入りそうにないよ。
夕浬くんに背を向けて甘い余韻に浸っていると、背中からそっと抱きしめられる。
「眠い?」
「ううん。ちょっと……まだ力が入らないだけ」
「そんなに良かったですか? 俺の愛し方」
さらりと口にされた一言に、ドキーンと心臓が跳ねた。
良かったなんてもんじゃないわよ、最高よ。……なんて言えない私は、ただ顔を火照らせて、彼の腕の中で縮こまる。
それにしても、私達が抱き合うのは初めてなのに、夕浬くんは私の性感帯をすべて知り尽くしているかのようだった。
というか、知り尽くそうとしているような気がしたのだ。それはまるで……。
「夕浬くん、私の身体まで研究してるみたいだったよね……」
恥ずかしさを紛らせて冗談っぽく言うと、私の肩にキスをしていた彼は、「そうですね」とあっさり認めた。