無愛想で糖度高めなカレの愛
意外な事実に目を丸くしていると、ミツコさんは少しだけ寂しげな笑みを見せて言う。
「私は子供ができなくてね。ずっと欲しかったから、夕浬くんやあの子のお兄ちゃんを、自分の子供同然に思って接してるの。それは妹もわかってるから、安心して向こうにいれるみたい」
その話を聞いて、ミツコさんがお母さんのように思えるのにも納得した。
きっと夕浬くんにも、彼のお兄さんにも、たくさんの愛情を注いでいたのだろう。両親がそばにいないことで、ふたりが寂しい想いをしないように。
「夕浬くんにはお母さんがふたりもいるんですね」
私が自然と顔をほころばせてそう言うと、ミツコさんは一瞬キョトンとした後、少し照れたように肩をすくめて笑った。
可愛らしい人だなと思いながら、ほのぼのした気分でコーヒーカップを口に運ぶ私。すると、「ま、この話は置いといて」と、ミツコさんが話を変える。
「夕浬くんとは同じ会社なの?」
「はい、そうなんです。私は開発課なんですけど」
「そっかぁ。社内恋愛、いいわね~」
彼女が両手を合わせてうっとりするものだから、私は恥ずかしさをごまかすように、あははと笑った。
「私は子供ができなくてね。ずっと欲しかったから、夕浬くんやあの子のお兄ちゃんを、自分の子供同然に思って接してるの。それは妹もわかってるから、安心して向こうにいれるみたい」
その話を聞いて、ミツコさんがお母さんのように思えるのにも納得した。
きっと夕浬くんにも、彼のお兄さんにも、たくさんの愛情を注いでいたのだろう。両親がそばにいないことで、ふたりが寂しい想いをしないように。
「夕浬くんにはお母さんがふたりもいるんですね」
私が自然と顔をほころばせてそう言うと、ミツコさんは一瞬キョトンとした後、少し照れたように肩をすくめて笑った。
可愛らしい人だなと思いながら、ほのぼのした気分でコーヒーカップを口に運ぶ私。すると、「ま、この話は置いといて」と、ミツコさんが話を変える。
「夕浬くんとは同じ会社なの?」
「はい、そうなんです。私は開発課なんですけど」
「そっかぁ。社内恋愛、いいわね~」
彼女が両手を合わせてうっとりするものだから、私は恥ずかしさをごまかすように、あははと笑った。