無愛想で糖度高めなカレの愛
「……俺がいますよ」
ふいにそんな言葉が聞こえて、「え?」と声を漏らした私は、前屈みになったままの河瀬くんに目線を向けた。
ゆっくり私を振り返った彼は、眼鏡の奥の綺麗な瞳で、まっすぐ私を見つめる。
「俺が、あなたの記憶を上書きしてやりたい」
驚きで、一瞬酔いが冷めた。
目を開く私の右手が、彼の大きくて温かなそれにそっと包み込まれて、ピクンと身体が反応する。
「っ、河瀬く──」
「好きです。明穂さん」
間髪入れず、突然の告白。
戸惑いながらも、ドキン!と大きく心拍数が跳ね上がった。
「仕事に一生懸命なところも、恋愛は意外と不器用なところも。全部好きです」
耳に、甘い声の余韻が残る。
ストレートに気持ちを伝えてくれて、素直に嬉しい。
いつもの無表情とは違い、きりりとした瞳からも真剣さを感じる。けれど。
「……本当?」
私の口からつい出てしまったのは、こんな可愛いげのない一言。
ここで疑うなんて、河瀬くんに失礼すぎる。でも、どうしても簡単に受け入れることをためらってしまう。
「ごめん……河瀬くんのこと信じたいのに、まだちょっと不安が……」
ふいにそんな言葉が聞こえて、「え?」と声を漏らした私は、前屈みになったままの河瀬くんに目線を向けた。
ゆっくり私を振り返った彼は、眼鏡の奥の綺麗な瞳で、まっすぐ私を見つめる。
「俺が、あなたの記憶を上書きしてやりたい」
驚きで、一瞬酔いが冷めた。
目を開く私の右手が、彼の大きくて温かなそれにそっと包み込まれて、ピクンと身体が反応する。
「っ、河瀬く──」
「好きです。明穂さん」
間髪入れず、突然の告白。
戸惑いながらも、ドキン!と大きく心拍数が跳ね上がった。
「仕事に一生懸命なところも、恋愛は意外と不器用なところも。全部好きです」
耳に、甘い声の余韻が残る。
ストレートに気持ちを伝えてくれて、素直に嬉しい。
いつもの無表情とは違い、きりりとした瞳からも真剣さを感じる。けれど。
「……本当?」
私の口からつい出てしまったのは、こんな可愛いげのない一言。
ここで疑うなんて、河瀬くんに失礼すぎる。でも、どうしても簡単に受け入れることをためらってしまう。
「ごめん……河瀬くんのこと信じたいのに、まだちょっと不安が……」