月下美人の咲く夜を

「咲月?…夢?」

あり得ることのない出来事に目を丸くしていたあなたは、月下美人の花を見せるとなぜか納得したようだったね。


繋がれた手から伝わる体温。


ずっとそばにいたのに感じられなかった彼の匂い。


キツく抱きしめられることで満たされた苦しさを味わい、


激しく唇を貪られて、その先を願った。



< 82 / 87 >

この作品をシェア

pagetop