強引なカレの甘い束縛


その笑顔の切なさは強さも併せ持っていて、和美の決意の強さを感じた。

そして、精神的にも経済的にも大変な時間を経て、双子を出産することができた。

「和美も赤ちゃんも、幸せにしてあげてね」

「言われなくても大丈夫。俺が幸せにしてもらってる以上に幸せにするから。で、七瀬のほうはどうなんだ? 昨日、陽太と大原部長のバーベキューに行ったんだろ」

「え、どうして徳井君がそれを知ってるの」

徳井君の口から不意に出た言葉に驚き、私は大きな声をあげた。

入院中の和美に言っていないし、私がバーベキューに行くこと自体前日にかかってきた陽太からの「車を車検に出してるから乗せて行って」という電話で突然決まったことなのに。

「もしかして、陽太から聞いた?」

「いや。っていうか、七瀬を連れて行くっていうのはかなり前に聞いていたけど、それでなくてもあのバーベキューに関する情報の伝わり方は尋常じゃないほどの速さだぞ。周囲のことにあまり関心がない七瀬には驚きかもしれないけど、きっと本社の社員のほとんどが知ってる」 




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