強引なカレの甘い束縛
けれど、私と同じ気持ちなのか、砂川さんの幸せそうな姿に満足げに目を細めている。
「陽太、いい加減こっちで手伝えよ」
コンロの炭の火を調整している篠山君の声が響く。
「あ、わかったわかった。じゃ、このクーラーボックスもあっちに持っていくんで」
陽太はクーボックスを抱え、コンロの方へ歩き出した。
普段スーツに隠れて見ることのない筋肉に気づいてどきりとする。
「じゃ、私たちは薫さんのお手伝いでもしましょうか」
「あ、はい」
陽太の後ろ姿に見惚れていた私に気づいていたのか、砂川さんは小さく笑って歩き出した。
そして、私もその背中についていった。