強引なカレの甘い束縛


同期として陽太の隣で過ごした五年間、私はずっと陽太のことが好きだった。

入社してすぐに始まった研修の初日から三日間は、総合職も事務職も一緒で、その後職種によって別の研修へと移る。

当時、五十人ほどいた同期たちの緊張をほぐすような陽太の明るい笑顔と仕事への熱意に触れ、同期たちはみな陽太に惹かれた。

私もそのひとりで、研修の間ずっと陽太から目を逸らせなかった。

一緒に受ける研修が終わったときには寂しくて、総合職として採用試験を受ければよかったかなとも感じていた。

その後私と陽太は別々の研修を受け、一足先に今の部署に配属された私から遅れて一か月後、研修を終えた陽太が同じ部署に配属された。

『長いつきあいになりそうだな』

配属後の挨拶を終えて、私のななめ前の席に着いた陽太のその言葉を合図に、私たちの長いつきあいは始まったのだ。

それ以来五年間、私は陽太の近くで笑い、愚痴を口にし、陽太のたくさんの表情を見てきた。





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