強引なカレの甘い束縛
「今日ここに来たのはうちの部署から俺と七瀬と砂川さんを含めて十五人」
「あ、うん。そうだね」
同じ部署の若手から中堅まで、男性が七人参加している。
そして、その七人のうち、陽太を除く六人はそれぞれ女性を連れて来ていて、恋人や奥様など、特別な関係の人ばかり。
社内でも人気の山内さんが、これまたわが社のお姫様と言われている小野さんを伴って現れたときには驚いて言葉を失った。
そんな私を見て、陽太は「口が開いてるぞ」とくすくす笑ったのも気にならないくらいの衝撃。
山内さんといえば、仕事はできるし出世街道を最短距離で進んでいる有名人。
そして学生時代ショーモデルをしていたという過去も相まって女性からの人気はかなりのものだ。
けれど、社内の女性の誰ひとりとして山内さんの心をつかむことはできなかった。
「あのふたり、高校時代からのつきあいらしいぞ」
陽太の言葉に、私はさらに口を大きく開けたまま固まった。