強引なカレの甘い束縛


それも少なくはない人数の女性たち。

考えても仕方がなく、自分を落ち込ませるだけのことをいくつも考えながらうつむいていると、陽太が相変わらず近い距離で私の顔を覗き込んだ。

「たしかに経理部の女性はきれいな人が多いな。それに頭がいいから話題には事欠かないし。経理部の部課長たちが他の部署に彼女たちを異動させたがらないのもよくわかる」

「そ、そう。だよね。近くで見ているだけで癒されるのに、おまけに仕事もできるならずっと自分の部下としておいておきたいもんね」

「そうだな」

よっぽど経理部の女性を気に入ったのか、陽太の言葉は明るく弾んでいる。

気に入っただけではなく、手に入れたいと思える女性を見つけたのかもしれない。

ちらりとそう考えただけで心は一気に落ち込んでいく。

私の気持ちを知らない陽太に悪気があるとも思えず、更に視線は落ちる。





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