ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
どんどん深くなるキス…

大好きだったのに、拓海のことが大好きだったのに!

拓海の気持ちが分かった今は、こうして触れられることに嫌悪感しかない。


私の唇を貪っていた拓海の唇が、うなじや鎖骨へ降り、乱暴に胸をつかまれる。


「嫌っ!止めてよ…」

抵抗する私のことは無視し、胸をつかんでいた手が、スキニーパンツの留め金を外し、下着が露わになる。


男の力に敵うはずなく、私はされるがままだ。

優しかった年下の男の子は、どこにもいない。


「嫌だ…助けて…藤枝さん!」


ピタッと、拓海の動きが止まる。


「………」


パサッと、拓海のシャツが掛けられる。


「なんか…萎えた……」

そう言い残し、拓海は部屋を出て行った。


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