ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
部屋を探さなきゃ…と思うものの、拓海を失ってしまった悲しみで、次の行動に移ることが出来なかった。
毎朝、シリアルを無理矢理、口に詰め込み、会社へ行き仕事をする。
トリニティの仕事が好き…あんなに輝いてた街が、職場が、色を無くした。
「河田さん…顔色、悪いけど、どこか痛む?大丈夫?」
女子更衣室で会った井川さんが、心配そうに尋ねる。
「ありがとう。疲れが溜まってるのかな…」
ははは…力無く笑う。
「仕事量が多いとか、大変な事があったら、周りの人を頼ってくださいね?無理しないで」
「………」
ロッカー内側の鏡を見る。
疲れた顔の女が、うつろな目でこちらを見ていた。
毎朝、シリアルを無理矢理、口に詰め込み、会社へ行き仕事をする。
トリニティの仕事が好き…あんなに輝いてた街が、職場が、色を無くした。
「河田さん…顔色、悪いけど、どこか痛む?大丈夫?」
女子更衣室で会った井川さんが、心配そうに尋ねる。
「ありがとう。疲れが溜まってるのかな…」
ははは…力無く笑う。
「仕事量が多いとか、大変な事があったら、周りの人を頼ってくださいね?無理しないで」
「………」
ロッカー内側の鏡を見る。
疲れた顔の女が、うつろな目でこちらを見ていた。