エリートな彼と極上オフィス
先輩もそれに見入っていた。
横顔の、うっすら開いた口元の感じとか、喉のあたりとか好きだなあと思いながら、それを眺めた。
「…私、からかってないですよ」
空に顔を向けたまま、先輩が唇を閉じた。
うん、と返事をしてくれた時にした瞬きが、印象に残る。
「そうだよな」
「いつでも本気です」
「わかった、ごめん」
二発めが打ち上がる音がした。
先輩は立ち上がり、ん、と私に手を差し出す。
その目が見開かれ、続いて口までぽかんと開いた。
視線を追って、自分の身体を見下ろし、理由がわかった。
水色のコットンのシャツワンピが水で透けて、下着が上下とも丸見えなのだ。
おへそとか、身体そのものまでもろ見えだ。
あわあ!
さすがの私も焦った。
さっと身体を丸めると、先輩が勢いよく横を向く。
「わ、わり、見た」
「いや、すみませんちょっと、着替えてきます」
「あっ、俺のシャツ、着てけよ」
「いやいやいや」
脱ごうとするのを慌てて止める。
いきなり先輩が裸になったら、それこそ注目の的だ。
「平気です、さっと消えますんで、何か訊かれたらフォローしといてください」
「そ、そっか、了解」
なるべくワンピースが身体に張りつかないよう、パタパタと空気を入れながら走った。
幸いみんな花火に夢中で、こちらの小さな騒動に気づいた様子はない。
バケツに水を張る音がしたので、申し訳なさに振り向くと。
先輩は他のメンバーのほうを気にしながら、さっさと行け、と追い払うように手を振った。
微妙に目は合わせない。
先輩プロファイリングに、一件追加。
意外と純情。
横顔の、うっすら開いた口元の感じとか、喉のあたりとか好きだなあと思いながら、それを眺めた。
「…私、からかってないですよ」
空に顔を向けたまま、先輩が唇を閉じた。
うん、と返事をしてくれた時にした瞬きが、印象に残る。
「そうだよな」
「いつでも本気です」
「わかった、ごめん」
二発めが打ち上がる音がした。
先輩は立ち上がり、ん、と私に手を差し出す。
その目が見開かれ、続いて口までぽかんと開いた。
視線を追って、自分の身体を見下ろし、理由がわかった。
水色のコットンのシャツワンピが水で透けて、下着が上下とも丸見えなのだ。
おへそとか、身体そのものまでもろ見えだ。
あわあ!
さすがの私も焦った。
さっと身体を丸めると、先輩が勢いよく横を向く。
「わ、わり、見た」
「いや、すみませんちょっと、着替えてきます」
「あっ、俺のシャツ、着てけよ」
「いやいやいや」
脱ごうとするのを慌てて止める。
いきなり先輩が裸になったら、それこそ注目の的だ。
「平気です、さっと消えますんで、何か訊かれたらフォローしといてください」
「そ、そっか、了解」
なるべくワンピースが身体に張りつかないよう、パタパタと空気を入れながら走った。
幸いみんな花火に夢中で、こちらの小さな騒動に気づいた様子はない。
バケツに水を張る音がしたので、申し訳なさに振り向くと。
先輩は他のメンバーのほうを気にしながら、さっさと行け、と追い払うように手を振った。
微妙に目は合わせない。
先輩プロファイリングに、一件追加。
意外と純情。