クールな同期が私だけに見せる顔
やりようによっては、省吾をうんざりさせて、これで終わりってことになってしまうかもしれない。

何もしなければ、上手くいっていた関係が、こじれて修復ができなくなるかもしれない。

壊れてしまったらどうしよう。

省吾と別れるなんて、やっぱり無理。

ダメだ。止めよう。

ずっと考えても、決心がつかない。



だったら、こうしたらどうだろう。


いきなり省吾の家に訪ねて行ったら、彼、どういう態度を取るだろう。

私に対して怒るだろうか?

来てほしくないっていうだろうか?

そう言われるかも知れないけど。どうして拒否するのか分かるかもしれない。

でも、それ以上に彼の口から本当のことを聞き出したい。


やっぱり確かめに行こう。

なにもしないなんて、時間の無駄だ。

そう思いついたら、
居ても立っても居られない。

彼の家に行こう。

省吾の住所は、毎年送られてくる年賀状に書いてあった。

住所を携帯に記録させ、ナビで道順を確認する。

そうと決まれば、今日はもう寝よう。
明日の朝、何もかもはっきりする。

省吾が私のことどう思ってるのかも。





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