クールな同期が私だけに見せる顔
何か、忘れ物を届けに来ただけかもしれない。
そんなことを考えて、
私は、しばらくその場に立っていた。
うだるような暑さと、他の住人が
通り過ぎるたびに怪しまれて、
とうとう30分ほどで諦めた。
溶けそうな暑さに、
どうにかなりそうだった。
私は、文字通り全身が溶けてしまったみたいになって、ふらふらしながら歩いた。
いつの間にか部屋の中にいたから、
何とか家に帰りついたのだろう。
エアコンのスイッチを入れ、
冷えすぎるほどの冷気を体に浴びて、
ベッドに座ってじっとしていた。
何もする気が起こらなかった。
もう、何も考えられなかった。