クールな同期が私だけに見せる顔



省吾は、本当にモテてた。




会社の同期として知り合ってから、彼に付き合ってくださいと言い寄る女性はたくさんいた。
だから、省吾の横には、ずっと付き合ってる彼女がいた。


そういう女の子の数だって、私が知ってるだけで一人や二人じゃない。


彼の周りには、付き合ってる女の子だけじゃない。

会社で彼の姿を見かけるときはもちろん、たまたま居合わせた飲み会の席でも、彼の周りには女の子が集まっていた。


付き合っててる彼女だろうと、たまたま寄って来た初対面の女の子だろうと、彼は、面倒臭がらずに気軽に応じる。適当に扱えないのだ。


それを知ってか、彼を良く知らない女の子たちも、付き合ってる彼女が横にいても、遠慮なく彼に群がるように近づいていく。

彼が断わらないって言うのを分かってて、女の子たちも彼に話しかけてくる。

彼女のこと、放っておいて大丈夫なんだろうか?

って、周りの方が心配になるほどだった。

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