クールな同期が私だけに見せる顔
オフィスに戻ると、美登里さんの姿を探した。
彼女はいなかった。
まだ休憩から戻ってきていないのだろう。
しばらくして、時計を見る。
お昼の時間が過ぎてから10分すぎていた。
それでも、彼女は戻ってこ来てない。
美登里さんはそのうち、コーヒーショップのカップを持って帰ってくるだろう。
カフェラテのLサイズのカップを買ってくるのが最近の日課だ。
私は、視線を下に戻し、パソコンの電源を入れた。
回答待ちのものに、いくつか返事が着ていた。
今のうちに、お昼の間に来たメールの返事を書いておこう。
作業に没頭していた。
横に人の気配がして、私は顔を上げた。
島村課長が、こっちに向かってやって来るのが見えた。
「鈴木君、今、いいかな」
課長が言った。
「はい」
席を離れるために、パソコンの電源を落とした。
立ち上がって、私は、課長の後に続いた。
フロアの端までくると、課長が声を落としていった。
「ちょっと、こっちで話しできないかな」
「はい」
省吾から聞いていたから、不安はなかった。
課長は、大きな体を揺すりながら私の前を歩いて行く。
彼は、応接スペースに私を通すと、ドアを閉める前に私の席の方をチラッと見た。
「美登里女史、まだ戻って来たないようだね」
「はい。今日は多分、銀行に行ってるから、あと一時間は遅くなると思います」
「そんなに?」
「はい」
「今日は、銀行いくのは何回目?」
「朝一で一度行きましたから、二回目だと思います」
「思いますって、君は、彼女の行先をちゃんと把握してないの?」
「えっと……」
「業務は同じじゃないし、彼女の方が年上だから聞きにくいと思うんだけど。
これから記録を取ってくれないかな。
だいたいでいいんだ。非公式のものだからそんなに正確じゃなくていい。それから何時ごろパソコンの作業したのかも記録しておいて欲しいんだ」
「ええ、それは構いませんけど」
彼女はいなかった。
まだ休憩から戻ってきていないのだろう。
しばらくして、時計を見る。
お昼の時間が過ぎてから10分すぎていた。
それでも、彼女は戻ってこ来てない。
美登里さんはそのうち、コーヒーショップのカップを持って帰ってくるだろう。
カフェラテのLサイズのカップを買ってくるのが最近の日課だ。
私は、視線を下に戻し、パソコンの電源を入れた。
回答待ちのものに、いくつか返事が着ていた。
今のうちに、お昼の間に来たメールの返事を書いておこう。
作業に没頭していた。
横に人の気配がして、私は顔を上げた。
島村課長が、こっちに向かってやって来るのが見えた。
「鈴木君、今、いいかな」
課長が言った。
「はい」
席を離れるために、パソコンの電源を落とした。
立ち上がって、私は、課長の後に続いた。
フロアの端までくると、課長が声を落としていった。
「ちょっと、こっちで話しできないかな」
「はい」
省吾から聞いていたから、不安はなかった。
課長は、大きな体を揺すりながら私の前を歩いて行く。
彼は、応接スペースに私を通すと、ドアを閉める前に私の席の方をチラッと見た。
「美登里女史、まだ戻って来たないようだね」
「はい。今日は多分、銀行に行ってるから、あと一時間は遅くなると思います」
「そんなに?」
「はい」
「今日は、銀行いくのは何回目?」
「朝一で一度行きましたから、二回目だと思います」
「思いますって、君は、彼女の行先をちゃんと把握してないの?」
「えっと……」
「業務は同じじゃないし、彼女の方が年上だから聞きにくいと思うんだけど。
これから記録を取ってくれないかな。
だいたいでいいんだ。非公式のものだからそんなに正確じゃなくていい。それから何時ごろパソコンの作業したのかも記録しておいて欲しいんだ」
「ええ、それは構いませんけど」