フラワーガーデン【アリシア編】
「おまえの要求通り、オレはこうやってお前の目を塞いで暗くしたし、無理には脱がさない。その代わり、お前が自分で脱げよ」

「そんな……」

「要求は、す・べ・て・飲んだつもりだけどな」


パニック状態の私の首筋に唇を這わせながら、ジョージはイジワルそうに笑う。


自分で脱ぐなんて、無理……絶対無理!

こんなに明るいんだもの。

全部、ジョージに見られてしまう。


私の目を塞ぐジョージの手に両手を添えると、恥ずかしさとパニックで涙がこぼれた。


「ひっく……ひっく……」


ジョージは私の目から手を離すと、上体を起こし、項垂れた。


「そっか……。そんなに……嫌か」


慌てて首を振る私の横で、ジョージは手を顔で覆い、「いいよ。もう」と溜息を吐く。


「だって、明るいし!突然で恥かしいし!」

「こっちは突然じゃない!いつだって、抱き合いたいと思ってた!お前は違うのかよ?!」


ジョージは頭をクシャクシャに掻くと、


「もう。いいよ」と言って、床に落ちた服を拾い始めた。


なんで?
なんで、そうなっちゃうの?


「ジョージ、待って……」


ジョージは伸ばした私の手を乱暴に振り払い、


「フジエダに抱いてもらえば?!」


叫んでしまった後で、ジョージはっとした顔で口を髪をクシャクシャと掻く。



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