先生だって遊びたい
クラブに入ると美鈴達は店長に挨拶をしにバーカウンターに向かう。

「よっ!来たか」

「店長、電話ありがとう」

「美鈴ちゃんの頼みだからね!ほら!あそこの二人」

「遠藤と丹羽だ!ったくあいつら…でもなんでうちの生徒だって分かるんですか?」

皇輝は不思議そうに店長に聞くので美鈴が答える事にしたのである。

「あの子達の年齢になると見た目では未成年なのか成人なのか分かりにくい子居るでしょ?特に女の子は化粧もするから分かり難い。だから若い子には入り口で身分証を見せてもらってるの…身分証を見せれば入れてくれるそれが口コミで広がって他の店から高校生は居なくなった。って聞くわ」

「じゃ初めから高校生って分かってて店に入れてるのかよ?!」

「そう、分かってて入れてるの!でもそれは店長の優しさなの」

「何が優しさだ?!ただ儲けたいだけだろ!!」

皇輝は顔を歪め怒りを露わにする。

「それは違うよ、高校生から貰った入場料は売上とは別にして養護施設に寄付してるの…それにここが入れてくれなかったら年を誤魔化して他の店に行くよ?他の店に行ってアルコールを飲んで悪い大人の餌食になるより、ここの店で悪い大人から守った方が良いだろって目を光らせてるの佐々木さんと一緒に…」

「そういうことか?でも…」

皇輝はまだ納得がいかないようだった。

「まぁ未成年を入れる事はいけない事なんだけどね?」と店長は苦笑する。

「店長は21時には帰るように行ってくれるの『22時には家に着くように帰れよ』って言ってね、だからここに来る子達は店長の言う事を聞いて素直に帰るんだよ!まぁうちの寮は21時が門限だからダメだけどね?!さぁ連れて帰ろ」
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