何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「……お前は馬鹿か」
全てを話せばレイヤは何度目か分からないタメ息を落とした。
その表情は呆れを通り越して怒っている様にも見えた。
レイヤが怒るのも無理はない。
どんな理由があるにしても偽装恋人をするなんてどうかしているもの。
自分でも馬鹿げているとは思っているけど、弱みを握られている以上はどうしようもない。
「だってしょうがないじゃん。
脅されてるんだし……?」
軽口で言いながら遥斗を見れば、不敵な笑みを返される。
何よその顔、文句の1つでも言ってやろうと口を開こうとすれば、それを遮る様にレイヤは話し出した。
「本当に脅されているからやっているのか?」
「え……?」
「俺にはそうは見えなかった。
お互いに信頼し合っているように見えるがな」
レイヤの言葉にドキリと胸が音を立てた。
お互いに信頼し合っている……?
そんな訳……。
思考は途中で途切れた。
なぜ私は初対面に近い遥斗にすぐに素を出せたのだろうか。
なぜ私は遥斗と一緒にいると楽しいと思えるのだろうか。
脅されているという、最悪な状況なのに。
そりゃあセクハラを止めてくれたっていう恩もあるかもしれない。
でも、それとこれとは別だ。
私はいつの間にか、遥斗の事を信頼していた……?
遥斗と一緒にいる事を楽しんでいた……?
次々と浮かぶ疑問は、浮かんでは消えを何度も繰り返していた。
何も話せない私の代わりに口を開いたのは……遥斗だった。
全てを話せばレイヤは何度目か分からないタメ息を落とした。
その表情は呆れを通り越して怒っている様にも見えた。
レイヤが怒るのも無理はない。
どんな理由があるにしても偽装恋人をするなんてどうかしているもの。
自分でも馬鹿げているとは思っているけど、弱みを握られている以上はどうしようもない。
「だってしょうがないじゃん。
脅されてるんだし……?」
軽口で言いながら遥斗を見れば、不敵な笑みを返される。
何よその顔、文句の1つでも言ってやろうと口を開こうとすれば、それを遮る様にレイヤは話し出した。
「本当に脅されているからやっているのか?」
「え……?」
「俺にはそうは見えなかった。
お互いに信頼し合っているように見えるがな」
レイヤの言葉にドキリと胸が音を立てた。
お互いに信頼し合っている……?
そんな訳……。
思考は途中で途切れた。
なぜ私は初対面に近い遥斗にすぐに素を出せたのだろうか。
なぜ私は遥斗と一緒にいると楽しいと思えるのだろうか。
脅されているという、最悪な状況なのに。
そりゃあセクハラを止めてくれたっていう恩もあるかもしれない。
でも、それとこれとは別だ。
私はいつの間にか、遥斗の事を信頼していた……?
遥斗と一緒にいる事を楽しんでいた……?
次々と浮かぶ疑問は、浮かんでは消えを何度も繰り返していた。
何も話せない私の代わりに口を開いたのは……遥斗だった。