何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
何故こうなった?
向かいに座る元NO1を見ながら目の前にあるカルーアミルクを口に運ぶ。
元NO1はというと、相変わらずの生気がない顔で、注文したウイスキーを箸でクルクルと回していた。
早く帰らなければいけないのに、私は深夜までやっている居酒屋に来ていた。
あろうことか元NO1と一緒に。
『……少し付き合え』
強制的に腕を掴まれここへと連れてこられたのだけど……。
何故この人は何も喋らないの?少し腹が立ったけど何かあった事は一目瞭然なので怒るに怒れなかった。
「……どうしたんですか?元NO1さん」
グラスをそっと机に置き、聞いているのか聞いていないのか分からない元NO1を覗き込む。
そうすれば、ピクリと肩を揺らしながらボソリと呟く元NO1。
「元じゃない、俺があの店のNO1だ」
力ない声が居酒屋の煩さに消えてしまいそうになる。
元NO1は少しだけ不機嫌そうに顔を歪める。
「NO1に返り咲いたんですか?
おめでとうございます!」
「……どうも」
レイヤがホストクラブを辞めて1週間が経った。
元々NO1だったこの人にとっては複雑なのかもしれない。
レイヤが辞めたお蔭でNO1に戻れたことが……。
そう思ったがそれでは辻褄が合わなかった。
レイヤを辞めさせようとしていたのはNO1になりたかったからのはず。
願いが敵ったというのに何故この人は嬉しそうじゃないのだろう?
少し考えたが答えは分からなかった。
その代わりに笑いがこみ上げてきた。
だって明らかに元気がなさそうに見えるのに、NO1だってちゃんと訂正するんだもん。
そのプライドの高さが少し可笑しかった。
向かいに座る元NO1を見ながら目の前にあるカルーアミルクを口に運ぶ。
元NO1はというと、相変わらずの生気がない顔で、注文したウイスキーを箸でクルクルと回していた。
早く帰らなければいけないのに、私は深夜までやっている居酒屋に来ていた。
あろうことか元NO1と一緒に。
『……少し付き合え』
強制的に腕を掴まれここへと連れてこられたのだけど……。
何故この人は何も喋らないの?少し腹が立ったけど何かあった事は一目瞭然なので怒るに怒れなかった。
「……どうしたんですか?元NO1さん」
グラスをそっと机に置き、聞いているのか聞いていないのか分からない元NO1を覗き込む。
そうすれば、ピクリと肩を揺らしながらボソリと呟く元NO1。
「元じゃない、俺があの店のNO1だ」
力ない声が居酒屋の煩さに消えてしまいそうになる。
元NO1は少しだけ不機嫌そうに顔を歪める。
「NO1に返り咲いたんですか?
おめでとうございます!」
「……どうも」
レイヤがホストクラブを辞めて1週間が経った。
元々NO1だったこの人にとっては複雑なのかもしれない。
レイヤが辞めたお蔭でNO1に戻れたことが……。
そう思ったがそれでは辻褄が合わなかった。
レイヤを辞めさせようとしていたのはNO1になりたかったからのはず。
願いが敵ったというのに何故この人は嬉しそうじゃないのだろう?
少し考えたが答えは分からなかった。
その代わりに笑いがこみ上げてきた。
だって明らかに元気がなさそうに見えるのに、NO1だってちゃんと訂正するんだもん。
そのプライドの高さが少し可笑しかった。