何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
『お前さ~作り笑顔ばっかり浮かべてたら……。
本当に笑えなくなるから程々にしとけよ』

『その笑顔を見てるとこっちが虚しくなるんだよ。
……いっその事……俺がお前を笑わせてやろうか?』



やだっ……。
どうして遥斗の顔が浮かんでくるの?


彼の声も、顔も、優しく触れるあの手も……。


私から離れていってくれない。



考えれば考えるほど……遥斗でいっぱいになる。



「……行かなきゃ……」



私は水を止めて、急いで駆けだした。


もう考えなくていい。
難しいことは全部後で考えよう。


今はただ……。
遥斗の傍にいたい。


遥斗の笑顔が見たい!
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