何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
「1人より2人!
……そうじゃないですか?」
「……1人より2人……。
言う事までアイツと一緒なんだね」
お義兄さんは自嘲気味に笑うと、またゲラゲラと声を上げて笑い出した。
黙っていれば鋭い目つきが私に刺さった。
「前に忠告したはずだよ。
キミは逃げられないって。
拓哉からも俺からも……。
人の事を気にかけている暇があったら自分の身を心配しなよ」
面白そうに笑いながらお義兄さんは部屋を出て行った。
部屋に1人取り残された私は複雑な気持ちになっていた。
笑ってたけど……やっぱり哀しそうだった……。
お義兄さんは何であんな顔をしてるんだろう……。
また私は何も出来ないで終わるのかな……?
そんなの絶対に……嫌だ……。
悔しさにギュッと拳を握りしめれば何処からかカタンと何かが倒れる音がした。
何だろう、好奇心に負けた私は物音がした方に近づく。
机の上には黒い馬の顔の形をしたものが倒れていた。
確かこれは……チェスの駒だっけ……?
ルールは知らないけど見た事はある。
確か……ナイトって名前だったような……。
……そうじゃないですか?」
「……1人より2人……。
言う事までアイツと一緒なんだね」
お義兄さんは自嘲気味に笑うと、またゲラゲラと声を上げて笑い出した。
黙っていれば鋭い目つきが私に刺さった。
「前に忠告したはずだよ。
キミは逃げられないって。
拓哉からも俺からも……。
人の事を気にかけている暇があったら自分の身を心配しなよ」
面白そうに笑いながらお義兄さんは部屋を出て行った。
部屋に1人取り残された私は複雑な気持ちになっていた。
笑ってたけど……やっぱり哀しそうだった……。
お義兄さんは何であんな顔をしてるんだろう……。
また私は何も出来ないで終わるのかな……?
そんなの絶対に……嫌だ……。
悔しさにギュッと拳を握りしめれば何処からかカタンと何かが倒れる音がした。
何だろう、好奇心に負けた私は物音がした方に近づく。
机の上には黒い馬の顔の形をしたものが倒れていた。
確かこれは……チェスの駒だっけ……?
ルールは知らないけど見た事はある。
確か……ナイトって名前だったような……。