何でも屋と偽りのお姫様~真実の愛を教えて~
片瀬さんの話を聞いて、九条さんの事を思い出したんだ。
いつも、心の奥底に押し込めていた感情が抑えきれなくなったのかもしれない。
震える遥斗の体を抱きしめながら私は優しく背中を撫でる。
「大丈夫だよ遥斗、大丈夫」
言い聞かせる様に何度も囁けば遥斗は正常を取り戻していった。
ぐったりと疲れた様な顔をしながらソファーに背を預ける遥斗。
部屋に戻ってと何度も言ったが『大丈夫だ』の一点張り。
「すみません片瀬さん、場所を変えてもいいですか?」
「えぇ、構いませんよ」
これ以上、遥斗の前でこの話をしてはいけない。
そう思った私は片瀬さんを連れて外へ行こうとした。
この依頼は1人でやろう、もしもの時はレイヤに手伝ってもらって……。
そう考えていれば遥斗に手を掴まれる。
驚きながら見れば、ゆっくりと首を横に振られる。
「行くな、ココにいろ」
「でも……」
「俺なら大丈夫だ。
いつまでも逃げている訳にもいかねぇ。
それに……お前が隣にいるから……問題ねぇよ」
遥斗の目は凄く力強かった。
それを見て思ったんだ。
遥斗は変わろうとしている。
乗り越えようとしているんだって。
そんな固い意思を私が壊すなんて間違っている。
「分かった。
でも辛くなったらいつでも言ってね」
「おぅ」
そう約束して話し合いを再開する。
いつも、心の奥底に押し込めていた感情が抑えきれなくなったのかもしれない。
震える遥斗の体を抱きしめながら私は優しく背中を撫でる。
「大丈夫だよ遥斗、大丈夫」
言い聞かせる様に何度も囁けば遥斗は正常を取り戻していった。
ぐったりと疲れた様な顔をしながらソファーに背を預ける遥斗。
部屋に戻ってと何度も言ったが『大丈夫だ』の一点張り。
「すみません片瀬さん、場所を変えてもいいですか?」
「えぇ、構いませんよ」
これ以上、遥斗の前でこの話をしてはいけない。
そう思った私は片瀬さんを連れて外へ行こうとした。
この依頼は1人でやろう、もしもの時はレイヤに手伝ってもらって……。
そう考えていれば遥斗に手を掴まれる。
驚きながら見れば、ゆっくりと首を横に振られる。
「行くな、ココにいろ」
「でも……」
「俺なら大丈夫だ。
いつまでも逃げている訳にもいかねぇ。
それに……お前が隣にいるから……問題ねぇよ」
遥斗の目は凄く力強かった。
それを見て思ったんだ。
遥斗は変わろうとしている。
乗り越えようとしているんだって。
そんな固い意思を私が壊すなんて間違っている。
「分かった。
でも辛くなったらいつでも言ってね」
「おぅ」
そう約束して話し合いを再開する。