男の秘密
「優。ホテルに泊まるか、俺の家に行くかどっちがいい?」

「え?・・!?。し、忍さんの家で・・・」

質問に答えようと顔を上げたが、質問の内容を理解した瞬間、真っ赤になって俯いてしまう。

「分かった。じゃぁ俺の家で」




その後、恥ずかしさの余り、話が全く出来なくなって俯いたまま忍の家に着いた。

優の緊張が忍にも伝わったのか、忍は何も話さず優の手を引いて部屋に招き入れた。

緊張でガチガチの優をソファーに座らせて、飲み物を用意しにその場を離れる忍を目で追う。

『私・・・大丈夫かな』

「優、紅茶入ったよ」

その声にハッとして顔をあげる。

いつの間にかぼーっと足元を見つめていたようだ。

「ミルクティー?」

忍の家ではいつもコーヒーを飲んでいるのに、今日はどうして紅茶なのか不思議に思った。

「ちょっと落ち着こうと思って・・」

忍も同じ物を持って、優の隣に腰を下ろす。

「優の気持ちは嬉しかったけど、これが最初だけど最後じゃないから、焦って怖がらせたくない
だから、優が怖いんだったら今日は止めよう」

何時もの優しい笑顔で優を見つめている。
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