男の秘密
ふと目を覚ますと忍に後ろから抱きしめられて眠っていた。

日は高くなっているらしく、カーテンの隙間からまぶしい光が微かに差し込んでいる。

『何時の間に眠ったの?』

ぼんやりとそんな事を考えていた時、忍が身じろいだ。

『?!』

忍が身じろぐまで、忍の腕に居る事に気付かなかった優は、急に昨夜の事を思い出して慌ててた。

『また、私、気を失ったの?!』

昨日の事を思い出すと恥ずかしいのと、また失敗してしまった事への情けなさで、胸が締め付けられた。

「優、起きたのか?」

優の僅かな動きに気付き、忍が声をかけてくるが、何と答えて言いか分からず、返事が出来ない。

「昨日は無理をさせてごめん。体は大丈夫か?」

耳元で囁かれて一気に体温が上がり体が硬くなる。

「だ、大丈夫です。それより、すみません。また、気を失ったみたいで・・・」

「あぁ、・・・それは、俺が悪いから」

バツが悪そうに口ごもりながら

「? あの・・」

理由を聞こうとした時、忍の携帯が鳴った。

「悪い・・」

断りを入れて電話をとり、寝室を出て行く。
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