男の秘密
でも、あれから、おばあちゃんの傍を離れず、友達を作らなかったのは・・・。

「・・・う。優!」

自分を呼ぶ声にハッとして目が覚めた。

「は・・な・・」

荒い呼吸を繰り返している私を覗き込む、心配そうな顔の羽奈がいた。

「大丈夫?魘(うな)されていたわ」

「え?あ、あぁ」

『そうだ、さっきのは夢なんだ』

今の状況がやっとわかり、ゆっくりと呼吸を整えながら起き上がる。

「ごめんね。驚かせて」

「それは構わないけど、大丈夫なの?酷く魘されていたわ」

「夢見が悪かったみたい」

「それは、優が倒れた事と関係有るの?」

「!?」

「今日、何があったの?・・待って、お水持ってくるから落ち着いてから話して」

一方的に話して水を取りに部屋を出て行ってしまった羽奈の後姿をぼんやりと眺めていたが、ここで話をするより、リビングでした方がいいと思い、優も部屋を後にした。
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